様々なフィールドで活用している技術職の
社員にYBCで働く魅力を聞きました!

理系学生必見! ヤマザキビスケットの理系職種紹介

ヤマザキビスケットには、理系出身の社員が多数在籍し、
それぞれが専門性を生かした仕事に携わっています。
YBCに入社することになった経緯や現在の仕事内容などを
各部門の先輩社員にインタビューしてみました!

4 TYPES OF JOBSヤマザキビスケットには
4種類の理系職種が存在します。

  • 01

    R&D OFFICE開発研究室

    開発研究室の主な仕事は、「新製品の開発」と「既存品の改良」。マーケティング部と綿密に話し合い、製品のターゲットや方向性を決め、試作と試食、改良を繰り返し、製品を作り上げるという役割を担っています。

  • 02

    manufacture製造

    生地の仕込作業や機械の調整、製造ラインを流れる製品の状態チェックなどが主な役割です。日々の機械の調整方法次第で製品の品質が大きく変わるため、実は知れば知るほど非常に奥の深い職種です。

  • 03

    Engineer工務エンジニア

    工場内の機械の整備や点検、トラブル対応などを行っています。工務第1課は「新製品に伴う設備開発や新規設備導入」、2課は「生産設備の保守・保全」、3課は「工場全体の動力、蒸気、水などの管理」を担当しています。

  • 04

    Food Safety Hygiene Management食品安全衛生管理室

    「分析」「品質管理」「衛生管理」の3セクションからなる部署です。製造課などの各部署と協力しながら、製品の品質維持・向上に取り組んでいます。製品の品質保証という重要な役割を担うほか、従業員へ食品衛生に関する教育も行っています。

私たち理系社員が、学生時代の専攻や
学生時代の学びが今の仕事にどう生かされているか
などを
プレゼンします!

R&D OFFICE先輩理系社員一問一答

Q1

就職先に
ヤマザキビスケットを
選んだ理由は?

入社の決め手は「魅力的な製品の多さ」でした。誰もが知るヤマザキビスケットのロングセラー商品「チップスター」をはじめ、ブラックココアを使用したサンドクッキー「ノアール」、香ばしさが口いっぱいに広がるクラッカー「ルヴァンプライム」などと数多くの製品が日々製造され、全国各地の量販店で販売されています。そんな魅力的な製品を多数提供しているヤマザキビスケットで、私も製品作りに携わりたい、開発する側に立ちたいと思い入社を決めました。

Q2

学生時代の専攻は?
また、学生時代の学びが
仕事にどう生かされている?

大学では核酸・蛋白質を専攻していました。研究室では、アポトーシス(細胞死)やオートファジー(自食作用)に関連性のある酵素の研究に携わっていました。学生時代の学びが最も仕事に生かされていると感じるのは「スケジュール管理」です。製品開発には必ず「期限」があります。発売日から起算して、日々のスケジュール・どんな業務が発生するかを考え、計画的に実行しなくてはいけません。大学の研究室時代も、例えば培養実験を行っている時には、培養を待っている間に何をするべきか整理し、優先順位をつけて時間のかかる作業から先に手をつける習慣がついていました。ひとつでも遅れると全体の進捗に影響が出てしまうからこそ、限られた時間の中で何をするべきか考える力はこの頃に身につき、現在の仕事にも役立っています。

Q3

技術者として
ヤマザキビスケットで
キャリアを積む魅力は?

私は「ノアール」や「レモンパック」「エントリー」をはじめとする「スタンドパックシリーズ」の開発に日々携わっていて、子どもからお年寄りまで楽しめる製品づくりを行っています。新製品開発の場合、発売日のおおよそ1年前にはプロジェクトがスタート。原料選定や配合バランス、仕込手順、焙焼条件、クリームの固さの調整、食感など、さまざまな観点を踏まえて試作を行います。しかし、試作では上手くいっても量産に向けてラインに落とし込む段階でエラーが起こることは日常茶飯事⋯。幾度となくトライアンドエラーを繰り返した末に製品が出来上がり、無事店頭に並び、さらには売上に繋がった時の喜びは何にも変え難いです!

Q4

この職種はどんなタイプの
人に向いている?

「食」に興味があって、かつ食べることが好きかどうかはとても重要ですね。毎日たくさんの試食を行うので、食べることが好きではないと続かない仕事だと思います。また、常に世の中に対してアンテナを張って、食に関わるニーズやトレンドを把握する力や、実際に食べてみるという探求心も求められます。製品開発=花形職種というイメージがあるかもしれませんが、実際の仕事は想像以上に地道な作業の連続です。納得のいく味や食感にするために何度も配合を変えて試作と試食を繰り返すので、粘り強さも求められます。

研究開発室編

プロフィール

S. K.

開発研究室
2018年入社
生物資源科学部・応用生物科学科

高校時代から食品関連の企業に興味があり、農学系全般について学べる生物資源科学部に進学。就職活動中は食品業界に志望業界を絞り、お菓子メーカーや飲料メーカー、調味料メーカーの選考を受けた。子どもの頃から馴染みのある製品を数多く手がけていることに興味を抱き、ヤマザキビスケットに入社した。現在はクラッカーやビスケット製品の商品開発に携わっている。休日は旅行に出かけ、旅先の料理や地酒に舌鼓を打つのが楽しみ。

理系学生のみなさんへのメッセージ

理系学生のみなさんへのメッセージ

就職活動は、自分と真剣に向き合う絶好の機会。「将来何をしたいか」「どんなことが好きか」「自分はどういった人か」「自分の長所は?短所は?」…と、ここまで自分と向き合う機会はそうありません。自己分析に行き詰まった時は、身近な人に尋ねてみるのもおすすめです。きっと新たな発見があると思いますよ。ぜひ、自分と真剣に向き合い、自分に合う会社・やりたい仕事を見つけてください!

MANUFACTURE先輩理系社員一問一答

Q1

就職先に
ヤマザキビスケットを
選んだ理由は?

就職活動中に「チップスター」を食べていたところ、ふいに「おいしいなぁ⋯」と思い、どんな会社が作っているのだろうと気になって調べてみたのがヤマザキビスケットに興味を持ったきっかけでした。入社の決め手は、ヤマザキビスケットの企業理念である「価値ある製品の提供」というフレーズです。商品の価値を決めるのは消費者のみなさんなので、本当にお客様のことを一番に考えている会社なのだろうと感じ、安心して入社することができました。

Q2

学生時代の専攻は?
また、学生時代の学びが
仕事にどう生かされている?

大学時代は化学を専攻していました。また、研究室では環境に優しい生分解性プラスチックについての研究に携わっていました。仕事において、例えば製造過程における「乳化」というプロセスでは、「入れる添加物がどういう役割を担っているのか」「材料に添加物を加えるとどんな化学変化が起こるのか」「どんな化学反応が起こると、どういう食感や味になるのか」などが理解しやすかった点に関しては学生の頃の学びが役立っています!その結果、より良い製品を作るための品質管理・調整に生かされていると思います。

Q3

技術者として
ヤマザキビスケットで
キャリアを積む魅力は?

私は現在、「チップスター」の製造工程のうち、仕込み・べーキング部門を担当しています。主な仕事内容は、生地の仕込作業のほか、製造ライン上を流れるチップスターの状態をチェックすることです。高品質な製品を生産するため、水分値や含脂分などの分析値を確認し、都度品質管理・調整を行っています。チップスターは原材料であるポテトフレークの種類やその割合で出来上がりの製品状態が変わってしまうため、自身の経験の中からいかに条件に合った調整方法を見つけ出すかが重要です。その日の天候や湿度が影響することもあるため、調整方法に正解はありません。日々、試行錯誤を繰り返し、品質の良い製品をつくることができた時は非常にやりがいを感じます!経験や過去のデータから自身で考えなければならない点が大変さでもあり、この仕事の奥深さでもあります。

Q4

この職種はどんなタイプの
人に向いている?

「チップスター」は製品状態や各種機械の調整によって生産効率が大きく左右されるため、仕込みから包装までの連携や積極的な機械調整がとても大切です。各製造工程に関わる人たちとのコミュニケーションが不足していると、小さな失敗だと思っていたことが後々思わぬ影響を及ぼす可能性も⋯。だからこそ、現場の方々と円滑にコミュニケーションを取ることができる人や、自身で考え行動できる人が向いていると思います。

製造編

プロフィール

K. K.

製造7課
2021年入社
生命科学部・分子生命化学科

「ものづくりを通じて仕事のやりがいを感じたい」という思いからメーカーを志望。企業を選ぶ際には「風通しの良い社風であること」「お客様を第一に考えている企業かどうか」を軸に就職活動を行っていた。ヤマザキビスケットに入社後はチップスターの仕込み・べーキング部門を担当。子どもの頃に昆虫好きの父に連れられて虫捕りをした経験から山や自然が好きになった。休日は車で山道をドライブし、おいしい空気を吸ってリフレッシュしている。

理系学生のみなさんへのメッセージ

理系学生のみなさんへのメッセージ

これは私自身の失敗談も踏まえたアドバイスなのですが、就職活動は早めにスタートした方が良いと思います。私は就職活動を始めた当初は面接がなかなか上手くいかず、気持ちが落ち込んでしまった時期もありました。でも、あまり思い詰めずに「行きたい会社は自分が選ぶんだ!」と気持ちを切り替えて自信を持って選考を受けたことで、ヤマザキビスケットに入社することができました。時には趣味で息抜きをしつつ、学生生活を楽しみながら就職活動を乗り切ってくださいね!

ENGINEER先輩理系社員一問一答

Q1

就職先に
ヤマザキビスケットを
選んだ理由は?

専攻していた理工学部・機械工学科は自動車メーカーや機械メーカーに就職する同級生が多かったのですが、「好きな製品を作っているメーカーで働きたい」と考えた時に私が行き着いた答えが「お菓子メーカーのエンジニアになること」でした。お菓子であればジャンルを問わず大好きだったので、お菓子メーカーを中心に選考を受けていたのですが、その中でヤマザキビスケットへの入社を決めた理由は「世の中のポテトチップスの中で『チップスタ-』のコンソメ味が一番好きだったから」。最終面接では、「チップスター」のコンソメ味が他社と比較して何が違うのかをプレゼンした結果、その熱意が認めてもらえたのか内定をもらうことができました!

Q2

学生時代の専攻は?
また、学生時代の学びが
仕事にどう生かされている?

学生時代は機械工学を専攻し、研究室では「教師なし機械学習を用いた異常検知技術の開発」を行っていました。具体的には「ビックデータ」と呼ばれる大規模なデータを基に人工知能や統計学、パターン認識などのデータ解析技術を根幹としたデータマイニングを駆使することで、工場やプラントの設備、機械などの異常の予兆を検知する、機械の故障の未然予防やロスの削減を目的とした研究に携わっていました。学生時代の学びの中で特に現在役立っているのは「加工学」です。さまざまな加工技術や加工原理を学んだことで、部品の種類や精度に応じて最適な加工方法を選択する力を養うことができました。また、実験で身についた協調性や主体性、論理的思考能力も日々の仕事において非常に役立っています。

Q3

技術者として
ヤマザキビスケットで
キャリアを積む魅力は?

定期点検を行うことによってトラブルを未然予防するのが主な仕事ですが、トラブル発生時には即座に製造現場に駆け付け、点検や修理を行っています。担当している中で特に保全が大変なのは、当社のスター商品の「チップスター」に関わる設備・機械です。「チップスター」の製造ラインは24時間3交替でフル稼働している分、消耗も早いため、他の製造ラインに比べて機械からの異音やノッキング(震え)、機械が突然止まってしまうといった不具合が起きやすいのです。上司や先輩に相談しながら解決策を探り、無事不具合箇所を特定して復旧できた時は大きなやりがいを感じられます。しかし、関わる設備・機械が多い分、工具の使い方や機械の仕組み、各部品の名前や専門用語など、まだまだわからないことだらけです。だからこそ、エンジニアとして今後できることを一つずつ増やしていくのが楽しみです!

Q4

この職種はどんなタイプの
人に向いている?

ものづくりが好きで好奇心や探求心が旺盛な人が向いていると思います。不具合対応をする際はいち早く復旧させることが求められるため、先輩と一緒に対応する場合は先輩が主体で復旧作業を行います。そんな時は先輩をサポートしつつ、作業する姿をじっくり観察して「これって何でこういう構造になっているんだろう」「この工具はこうやって使うのか!」「次はどんな作業が必要だろうか?」と考えることを日々徹底しています。「次は自分でやってみたい!」という気持ちを持って、先輩の技術を覚えることがエンジニアとして活躍する上での第一歩だと感じています。

工務エンジニア編

プロフィール

N. K.

工務第2課
2022年入社
理工学部・機械工学科

学生時代から大のお菓子好きで、中でも「チップスター」のコンソメ味をこよなく愛していたことからヤマザキビスケットの選考を受けた。現在は工務第2課で「ルヴァンクラシカル」「チップスター」「ソフトクッキー」「ピコラ」「ポテトチップス」「チップスターのパッケージ」の製造に関わる設備・機械の保全を担当している。高校時代は硬式野球部に所属し、日々汗を流していた。休日はプロ野球観戦やお気に入りの古着店へ洋服を買いに行って過ごしている。

理系学生のみなさんへのメッセージ

理系学生のみなさんへのメッセージ

就職活動の面接には型にはまった答え方があります。でも、それ通りの受け答えをすること以上に大切なのが、「情熱やブレない軸を持って、正直に自分の思いを伝えること」だと私は思っています。ちなみに、私はヤマザキビスケットの最終面接後、人事の方から「面接どうだった?」と尋ねられた時、「100点を付けられるくらい自分を出し切れました!」と自信を持って言えました。納得のいく結果が出せるように、自分の好きなことや得意なこと、将来なりたい姿をよく考えて就職活動に臨んでください。応援しています!

FOOD SAFETY先輩理系社員一問一答

Q1

就職先に
ヤマザキビスケットを
選んだ理由は?

入社の決め手は3つありました。1つ目が、当社の企業理念である「価値ある製品の提供」に強く共感したこと。2つ目が、数々の魅力的な製品を作り続けている「独自の開発力」。そして、3つ目が「品質管理への姿勢」です。特に3つ目に挙げた「品質管理への姿勢」については、現在所属している衛生管理部門で働く中でも、改めて「徹底されているなぁ」と感じます。例えば、「FSSC22000」や「AIBフードセーフティ」という安全な食品を製造するための指導・監査システムを取り入れたりしているのも、取り組みのひとつです。よりよい製品をお客様のもとへお届けするという企業姿勢は、入社前も入社後もヤマザキビスケットの魅力だと感じています。

Q2

学生時代の専攻は?
また、学生時代の学びが
仕事にどう生かされている?

「生命に関する諸現象を遺伝子操作や生命操作技術を用いてさまざまな分野にわたり研究する」という生命科学を専攻していました。また、生き物を観察することが好きで、生命における仕組みや行動について学びたいと思い、研究室では遺伝子の欠損したマウスを作製し、解析を行うことで生命における変化や行動の研究に携わっていました。論文や知見のある方から学び、計画を立て、実験の手技を教わりながら、実験が成功した時は、苦労した分喜びも大きかったです。現在関わっている仕事においても、自分より知見の詳しい方からの知識を参考にしながら課題を解決していく⋯という業務を経験しているため、学生時代に経験した苦労や喜びと通じるものがあると感じています。また、培った経験から予想を立て、試行錯誤をするという「自主性」は、現在でも仕事に活かされていると思います。

Q3

技術者として
ヤマザキビスケットで
キャリアを積む魅力は?

私は現在、お客様からのご指摘(クレーム)品に対する現物調査や分析依頼、報告書作成などに関わっています。ご指摘の内容は「包装(パッケージ)が破れていた」「味が濃い・薄い」などさまざまですが、原因究明のため未知の課題に早急に対応しなければいけないのがこの仕事の難しさです。もしも対応が不十分だった場合、ご指摘をくださったお客様は今後ヤマザキビスケットの製品を買ってくださらないかもしれない。さらには、万が一不具合が再発した場合、他のお客様にもご迷惑をおかけしてしまうかもしれない。だからこそ、たとえどんな些細なご指摘だったとしても、当社では必ず分析や究明を行っています。食の安全・安心を守る仕事は責任重大ですが、関係者と一緒に協力し合いながら全力で原因を突き止め、再発防止ができた時に喜びを分かち合うことができるのはこの職種ならではの醍醐味です。

Q4

この職種はどんなタイプの
人に向いている?

年次や部署などの垣根を飛び越えて多くの人とコミュニケーションを取り、周囲を巻き込んで仕事ができる人が向いていると思います。ただ、入社前から「周囲を巻き込む力」が必要というわけではありません。というのも、実は私自身も元々は周囲を巻き込んで物事を動かすタイプではなかったからです。仕事を通じて、少しずつ自分で業務の優先順位を考えたり、上司や関係部署と連絡を取り合いながら業務を進める力がついてきました。入社前までに特別な能力などは必要ありません。相手と自分の考えを尊重し、試行錯誤しながら前に進む気持ちを大切にしていくことができれば、あらゆることに取り組んでいけますし、着実に成長できる職種だと思います。

食品安全衛生管理室編

プロフィール

H. S.

食品安全衛生管理室(衛生管理)
2019年入社
農学部・生命科学科

子どもの頃から生き物を観察することが好きだったことがきっかけで生物学に興味を抱き、農学部生命科学科に進学。就職活動中は製菓や日用品、食品メーカーを中心に選考を受け、ヤマザキビスケットに入社した。現在は食品安全衛生管理室の衛生管理部門で、工場内の衛生管理やお客様からのご指摘品に対する原因調査や改善を担当。スポーツ観戦が好きで、またテニス・水泳・陸上・アイススケートなどが得意という一面も。

理系学生のみなさんへのメッセージ

理系学生のみなさんへのメッセージ

就職活動では、うわべを取り繕って自分を良く見せるのが得意な人と一緒に選考を受けなければならない場面もあると思います。きっと、自分の思い通りにならないこともあるでしょう。これまで学生時代に学んだことや経験を周りに理解されなかったり、苦労することあるかもしれません。でも、それもまた人生ですし、経験としてあなたの糧になるはずです!楽しむ気持ちを持ちながら、友人や周りの人の声に耳を傾けつつ、あなたのペースで頑張ってくださいね。